1962年に大阪府和泉市で創業の堀田カーペットは、ウィルトン織機でウールカーペットを作り続けています

施工方法

ダイニングスペースにカーペットをDIY。WOOLTILE for Home 実践編(S邸の場合)

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    目次

      堀田カーペットのタイルカーペットシリーズ、WOOLTILE(ウールタイル) for Home。
      今回は大阪府に在住のSさんにご協力いただき、ご自身で敷き込まれた様子をご紹介します。

      WOOLTILEを敷き込むのはキッチン横のダイニングスペース。光が差し込み木の温もりを感じられる空間です。
      物件購入時にリノベーションをして、写真手前のリビングルームは板ばりをしましたが、ダイニングルームをどうするか悩まれていたそうです。雑誌でたまたま堀田カーペットのことをご覧になりカーペットに興味をもたれ、今回WOOLTILEを選んでいただきました。

      それではウールカーペットのDIYをはじめましょう。

      1枚目は角から始める

      敷き込み作業を始める前に、まずは全体にWOOLTILEを広げてみましょう。
      全体に広げることで、敷き込みはじめる位置を決めたり、敷き込み作業のイメージをつかむことができます。

      部屋の大きさはおおよそ182x255cm。1辺が50x50cmのWOOLTILEを以下のように19枚用意し、そのうち4枚を分割して効率的に使用します。

      敷き込む最も簡単な方法としては、1枚目はカットせずに角に配置できるのが理想で、後半に部屋のサイズに合わせてカットするようにします。以下の画像の場合だと右下から敷き始めて左上に向かいます。

      専門業者が施工する場合はバランスよく配置するために中央から敷きますが、初心者には難しいため、DIYで敷き込む場合は端から敷き詰めることをおすすめします。お部屋によって壁が斜めで垂直が取れなかったり、上図の左上のようにカットしたカーペットが入り口に集中してしまうこともあるので、お部屋の寸法を測りながら適切な場所から敷き詰めましょう。

      また、WOOLTILEを配置するときは向きに気をつけましょう。

      矢印の向きを揃える

      裏側には矢印が描かれています。これは製造時に生まれる毛並みを揃えるためです。

      柄の組み合わせ方によっては必ずしも矢印の方向を揃える必要はありませんが、今回のように無地の場合は矢印を揃えることで毛並みを揃えることができます。

      カットの手順とポイント

      はじめの1枚を置く角を決めたらいよいよ敷き込みます。

      今回のS邸では、最初の1枚をカットすることになりました。
      先ほどのポイントに従うなら、カットしないで配置できる角からはじめるべきですが、以下の画像のように柱のある角がリビングに面していて一番目につきやすいので、配置図の左上のようにカットしたWOOLTILEが集中しないようにあえて、1枚目を柱のある角に決めました。

      カットに必要な道具は

      • カッター
      • 定規(50cm以上だとなお良い)
      • 油性ボールペン

      の3つです。

      カッターマットなどの下敷きは必要ありません。

      下にはWOOLTILEを敷けば大丈夫。WOOLTILEはもともとパイル状になっているので、カッターの刃が多少当たっても問題ないからです。

      カットするときの手順

      • 定規で長さを測る
      • 油性ボールペンで線を引く
      • 少しずつ深く切る

      カットするときは一度で切ろうとするのではなく、最初に切り込みを入れて、その後に何度か刃を入れて切り込みを深くしていきます。

      切り込みが深くなると上の写真のように隙間ができるので、カッターの刃を入れやすくなります。
      カットするときにカッターが斜めになってしまうと、底部も斜めに切れてしまうので、垂直に刃を入れるようにしましょう。

      端から順番に敷き込む

      1枚目に配置したWOOLTILEを起点に、隣、隣へと順番に敷き込みます。

      窓枠や柱などで部屋は意外と凸凹しています。

      前半から何枚かカットすることになったS邸ですが、さすがDIY慣れしているご夫婦。すぐにコツを掴んでいらっしゃいました。

      中心部に配置するときは隙間ができないよう、しっかりと横向きに力をかけながら詰めていきます。

      WOOLTILEをカットするときに強い力は必要ないので女性でも簡単に裁断することができます。

      同様の手順でWOOL TILEを分割し、隙間を埋めていきます。

      もし大きすぎて浮いてしまった場合も、数ミリ単位でカットできるので調整も簡単です。

      ピタッと最後の一枚がはまるととても気持ちがいいです。

      今回のお部屋の場合、端にWOOLTILEの継ぎ目が寄ってしまうので、あえて柱のある角に1枚目を置き、目につきにくい窓側の角に継ぎ目が集まるようにしたのがポイントです。

      こちらがbefore↓

      そしてafter↓

      あたたかい木の家具とウールの相性がよく、ベージュ色になることで明るくやわらかい印象の空間になりましたね。
      小さいお子様もいらっしゃるので、もしテーブルからモノが落ちてもカーペットが敷いてあれば割れる可能性も少なくなり、怪我も防げて安心です。

      今回使用したWOOLTILE for Home
      色:ベージュ
      柄:プレーン

      所要時間:約2時間

      WOOLTILE for Home 商品ページ
      https://shop.hdc.co.jp/collections/wooltile-for-home

      DIYカーペットのWOOLTILE実践編case.02(フローリングの上にカーペット、N邸の場合)
      https://hdc.co.jp/wtdiy_case02/