1962年に大阪府和泉市で創業の堀田カーペットは、ウィルトン織機でウールカーペットを作り続けています

WOOLTILEのズレを滑り止めテープで対策

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    目次

      お客様よりWOOLTILEに関して、「使っていてズレないか?」というご質問をよく受けます。

      壁面に沿わせて部屋全面に敷き込んでしまえば、ズレることはありませんが、壁に接さないラグとしてご使用いただく場合には、生活する中で少しずつズレがでてしまいます。

      WOOLTILEの裏面には、樹脂によるすべり止め加工をしています。非常に強力なすべり止め加工を全面にしてしまうと、ご使用いただく中で床に貼りついてしまったり、密閉状態になることでフローリングのワックスが変色してしまうなど、リスクがあるため、弊社ではあえて”適度な”すべり止め加工にしています。

      しかし、お客様によってはズレをストレスに感じられる方も少なくありません。
      そこで今回はラグとしてご使用いただく際に、ズレにくくする方法についてご紹介します。

      すべり止めテープで検証

      市販のすべりどめシートにて数種類試した結果、株式会社サンコーの「安心すべり止めテープ」との相性が良さそうでした。

      株式会社サンコーの「安心すべり止めテープ」

      株式会社サンコーの「安心すべり止めテープ」

      こちらの白い面が床との吸着面になり、つるつるしたクリーム色の台紙を剥がして、商品裏面に貼ります。

      テープの様子。白い部分が床と接する面で、黄色い剥離紙が粘着面。

      白い部分が床と接する面

      すべり止めテープを貼る前の準備

      すべり止めテープを貼る前に必ず掃除機をかけ、布巾などで床を水拭きしてください。

      床に汚れやホコリがある状態では商品もすべり止めテープもすべり止め効果がでにくくなります。

      おすすめの貼り方

      左端の辺から貼る

      今回は一面が壁に接しているため、壁面以外の3辺を中心に、カーペットを1枚ずつジョイントするような形で、すべり止めテープを貼りました。まず写真左側の3枚から貼っていきます。

      左一列をひっくり返します。

      すべり止めテープを5cmくらいにカットします。

      すべりどめテープを5cm程度でカット

      5cm程度でカット

      裏面にすべり止めテープを5cmほど内側に貼ってゆきます。

      端から5cm程の位置にすべり止めテープを貼る

      一旦バラバラにして、端から置いていきます。

      斜めにしてピッタリ隣のカーペットにあわせてから置きます。

      同じように3枚目も置いてゆきます。

      正面の辺を貼る

      今度はほぼ同じ要領で正面の4枚を置いてゆきます。連結ずみの1枚を除く3枚を裏返します。

      正面の3枚を裏返した状態

      正面の3枚を裏返した状態

      すべり止めテープを裏面に貼ってゆきます。

      表に向け、同様に置いてゆきます。

      正面の2枚目を張り合わせます

      正面3枚目

      正面3枚目も貼れました

      正面4枚目。これで正面の辺は貼りあわせ完了です。

      右端の辺を貼る

      最後に、右端の辺を張り合わせます。毎度裏を向けることが面倒な場合、表向きのまま、直接裏面に貼ることも可能です。

      ちょっと浮かせてテープを貼ります

      もう1枚も浮かせ、貼りあわせます

      しっかりと押さえつけてください

      これで完成です。

      まとめ

      完成後、WOOLTILEの上で激しく動き回ってみましたが、特にズレることはありませんでした。

      これでもズレてしまうという方は、下のように連結箇所を増やしていただくとより効果が上がります。

      ズレが気になっているかたはぜひ試してみてください。

      なお、ラグとして使用する際に、今回のように壁面に1箇所でもついていると、ズレにくくなります。四辺すべてが壁に接していない場合は、よりズレやすくなるため、できるだけ壁に接することを前提にご検討いただければと思います。