1962年に大阪府和泉市で創業の堀田カーペットは、ウィルトン織機でウールカーペットを作り続けています

施工方法

敷き込みカーペットのフェルトグリッパー工法(床レベルの考え方)

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    目次

      フェルトグリッパー工法の高さ(厚み)について

      今回はフェルトグリッパー工法の床の仕上がりレベル(高さ)についてご紹介いたします。

      基本的に、他の床材との取り合いがある場合、下図のようにカーペット側が2mm〜3mm程度上がった状態でおさめることが重要です。

      商品にもよりますが、カーペットを施工する場合、施工後床レベルが13mm〜20mm上がります。

      カーペットを施工する際は、下図の考え方で、予めカーペットの施工範囲は床レベルを下げておく必要があります。

      仕上がりを他の床材と同じレベルに仕上げてしまうと、間仕切り部を踏んだときにカーペットが沈み込むため、他の床材の角を感じることになってしまいます。それを避けるために、2~3mm程度カーペットを高く仕上げるような計算式になっています。

      その際、開き戸や折れ戸等のドアがカーペットを擦ってしまい開閉できなくなってしまうことがありますので、ドアの取り付け位置にも注意が必要です。

      アタリが必要

      なお、フェルトグリッパー工法を採用する場合、カーペットの端部には必ず壁や見切材などの硬い「アタリ」が必要となります。

      フェルトグリッパー工法では、カーペットの端部を「アタリ」と「グリッパー」の隙間に押し込んでおさめるため、「アタリ」がないとカーペットがおさめられないので、注意が必要です。

      カーペットの施工では床レベルの考え方は住んでいく際にとても重要な要素になるので、この記事を参考に設計を進めていただければと思います。

      敷き込みカーペットのフェルトグリッパー工法(ジョイント編)